強迫性障害を乗り越えた先に

強迫性障害が治る時、それは新たなスタートです。

カウンセリングの有効性について

こんにちは。yonesonです。

前回までの記事で、これまでの流れを大きくまとめ終わりました。

今回の記事から私にとっての治療のポイント、テーマについての話をしたいと思います。

 

今回はカウンセリングの有効性について書きたいと思います。

 

ただこの記事は私の主観であり、あくまで私個人の意見として見ていただきたいと思います。

例え治療に関係している人が見ても、「正しい」、「正しくない」という意味で判断しないで欲しいなということです。(逃げ腰!)

 

目次 

 

 

1.初めに

メンタル疾患の治療法は、投薬治療、作業療法認知行動療法など多くの治療法がありますが、カウンセリングという言葉自体は受けたことがなくても知っている人は多いと思います。

 

結論から言うとカウンセリングは非常に有効だと思っています。ただしそれだけでは治療の決定打にはならないとも思っています。

最終的には自分の意志や勇気が必要になると思うからです。

 

 

2.カウンセリングの感想

私はカウンセリングの勉強をしたわけではないのですが、一口でカウンセリングと言っても色々な手法や流派があると思います。

私も複数人のカウンセラーからカウンセリングを受けましたが、最後に会ったカウンセラー(以下A先生とします)は、これまでと比較していい意味で異色のカウンセラーでした。

他のカウンセラーはこちらの言う事全てを受け入れてくれて、肯定してくれるイメージでした。

「大変ですね」、「辛かったですね」のような。

 

私は治療を始めたばかりの頃は投薬治療だけでしたが、社会人になってから通い始めた病院では服薬と並行してカウンセリングも受け始まりました。

当初は自分がどういう状況で苦しんでいて、どうすれば良くなっていくか全くわからない、いわば糸が絡まりに絡まった状態でした

 

私は基本的にカウンセリングの主体は自分だと思っています。

カウンセリングはカウンセラーにアドバイスをもらうのではなく、自分の想いを吐き出していく過程で心を整理していくものだと思います。

 

ですからこちらが言葉に詰まっても、カウンセラーは急かしたりせず、こちらが話すのを待っています。

その為、今まで人生や物事に対して受け身でいた人は、戸惑うかもしれません。

ですが、その「自分で考えて話す」、「自分の気持ちを形にしてアウトプットする」という事は病気の治療のみならず、人生においてとても大切なものだと思うのです。

 

私も「自分の気持ちを伝える」、「自分の頭で考える」事が苦手だったので、初めはすごく戸惑いました。

それでもカウンセリングを続け、自分の気持ちを話し続けるうちに、自分の状況が少しずつわかってきました。

 

まず自分の内面を出し続けることで、今まで溜まっていた不安、苦しみを全部出す。

そうすることで自分の状況を少しずつ理解することが出来てきます。

 

 

3.聞き役は誰でも出来る?

ところで、「カウンセリングは信頼して何でも話せる人がいれば必要ない」と言う人がいましたが、私はそうではないと思います。

 

まず一点はこちらの話を感情と切り分けて聞き取り、問題点の整理をしてくれることです。

そして自分では気付けないような点(自分が認めたくないようなことも)について、指摘してくれます。

 

次に二点目、カウンセラーはどんな話でも聞ききってくれます。

友人、親にも理解してもらえないと思っていたことでもしっかりと耳を傾けてくれます。

 

私も状況を説明するのに苦労しましたが、カウンセラーはどんなふうに苦しかったかしっかりと聞ききってくれました。

この「聞ききる」ということはプロにしか出来ないことだと思います。

 

相手に「変に思われないかな」などを気にせずに、話し尽くすことが出来る場は治療(回復)において絶対に必要だと思います。

私はこれだけでもかなり救われました。

 

 

4.私の受けたカウンセリング概要

カウンセリングは大体1回50分になっていました。

今まで人に話せなかった苦しいこと(長く外に吐き出すことが出来なかったこと)を話すわけですから、50分では足りない位でしたが(笑)。

 

でも私は回復において、カウンセリングだけでは足りないと思っています。

人によるとは思いますが、カウンセリングの効果は確かに大きいです。

ただし治療・回復にはその先のステップとして、自分で考えて決めて行動するということがとても大切だと感じます。

 

自分にとって必要な時間でしたがあのまま回数を続けても、同じ場を行ったり来たりという感じに、時間が過ぎていくように感じました。

必ずカウンセリングに加えて勇気を伴う選択、行動が必要です。(これメッチャきつい!)

そのあたりは別の記事で書きたいと思います。

 

 

5.最後に

カウンセリングの場では人目を気にせず気持ちを吐き出し、泣いたり、不満を伝えたりしていい。

「こんなに話し続けたらカウンセラーに悪いかな」と思ったとしても、全く気にしなくていい。

カウンセラーもそういうものだと研修や経験でしっかりとわかっているからです。

 

こういった辛かった部分、苦しい部分を外に出して、気持ちを整理することは薬では解決することが出来ない部分なので、興味がある人は選択肢に入れていいのではないかと思います。

 

このブログも、自分の考えを形にしてアウトプットするのにいい場だと考えているので、ゆっくりでも続けたいと思います。

それではまた!!