強迫性障害を乗り越えた先に

強迫性障害が治る時、それは新たなスタートです。

新卒時代振り返り。苦しさと得られたもの。

最近はバタバタしていて、ずいぶん記事更新に時間がかかってしまった。

でもこのブログを始めたときに、あくまで「自分のペースでゆっくりやっていこう」と決めていたのでOK!

 

今回は新卒時を振り返りたい。

 

新卒時は色々あった。とても苦しい時期だったが、今なら苦しいだけではない、色々な経験が出来た貴重な時期だと言える。

 

目次

 

 

①.入社から新人研修

入社時に実家を出て社員寮に入り、基礎研修から現場実習という形で実務に携わりながらの研修を行っていた。

 

治療に関しては主治医の先生に自分の今の状況を書いた手紙を親を通じて見てもらい、コメントと薬を寮に送ってもらうという、おおよそ治療とは呼べない形をとっていた。

 

それでも初めて親元を離れたということや、お金を稼げるようになったことで、楽しい時間を過ごしていた。

 

 

②.上司へのギブアップ、退職まで

研修が終わって実務に入り、なんとか仕事に取り組んていた。

だがある程度仕事を覚えて少しずつ責任も求められるようになってきた頃、体調が悪化して続けていく事が出来ないと判断し、上司にギブアップを報告した。

今までレールに乗って、コースから外れたことがない自分にとっては、おおげさかもしれないが、人生につまずいたような気持ちになった。

 

屈辱だったし、悔しい、恥ずかしい、そんな想いだった。

 

当時勤めていた企業では、「管理職へのメンタルヘルス研修」、「産業医の設置」等のメンタルヘルス体制が整っていた為、スムーズに上司、人事部との面談が進んだ。

 

そして産業医面談で産業医から、当時の住所から通える病院を紹介してもらった。

ちなみに紹介してもらった医師は、信頼のおける医師ではなかったが、担当のカウンセラーには大変お世話になった。

 

同僚は「辛い」といいながらも、日々充実して過ごしていることに強い悔しさ、劣等感、苦しみを感じた。

 

そして会社を退職後は実家に帰り、病気の治療をしながら再スタートの準備に入ることとなる。

 

 

③.この時期に得られたこと

これまでは暗い側面ばかり話していたので、公平にこの時期得られたことも書いていきたい。

大きく分けて下記の3つだ。

 

Ⅰ.初めての一人暮らし

Ⅱ.自分のリズムで生活できる

Ⅲ.自分が使いたいこと・ものにお金を使える

 

Ⅰ.初めての一人暮らし

これは解放感がハンパない!! 食事する時間も自分で決める。行動にとやかく言われることもないし、好きな時間に外出することもできる。

実家は比較的田舎で、近所にお店はほぼない為、帰宅後、食事した後は外出するという習慣はなかった。

しかし当時の寮の近くには本屋、家電量販店もあり、行きたいときに家族の目を気にせず行ける。これは嬉しかった。

 

Ⅱ.自分のリズムで生活できる

実家暮らしというのは人によって程度の差はあれ、良くも悪くも家族の空気、リズムの影響を大きく受けるものだと思う。

 

それが一人暮らしとなると全て自分のリズムで動ける。(動かなければならない!)

親の家の一室である自分の部屋とは違い、自分の家だ。

誰も代わりにやってくれない。

 

親のリズムではない自分のリズムを初めて感じた気がする。

こうすると自分は気持ちいい、心地よいと感じるのだなと。

休みの日は朝風呂に入って、のんびり洗濯して….

 

そんな風に自分の心が喜ぶことをしていくのが、あんなに気持ちのいいものだと初めて感じた。

 

Ⅲ.自分が使いたいこと・ものにお金を使える

これも社会人としての楽しみだ。

食事に行っても値段を(あんまり)気にせず好きなものを頼めるし、ノートパソコンやゲームも好きなだけ買える。

やはり自分で稼いだ堂々としたお金で買い物するのは誇らしい気持ちになる。

 

 

④.まとめ

これまでの記事で「今までの振り返り」と、「病気になった背景や時系列」が整理出来た。

次回の記事から、自分が書きたいことの本番になっていくだろう。

 

「これが自分の治療にとってのポイントだった」、「この本が自分に勇気を与えてくれた」、「これを機会に再び仕事に入っていくことが出来た」などなど。

 

次からは時系列だけでなく、テーマ毎にまとめていきたい。

こんな風に今までを振り返るとしんどいなあ(笑)。

でも、文章にしてアウトプットすることで、同じく強迫性障害に苦しむ人のヒントになれば嬉しいし、これまで自分の吐き出すことが出来なかった気持ちを整理していきたいと思う。

 

それではまた!!