強迫性障害を乗り越えた先に

強迫性障害が治る時、それは新たなスタートです。

肩こりに悩んだら足裏をほぐそう

こんにちは。yonesonです。

 

梅雨明けしてから一気に暑さが来ましたね。

私は一番好きな季節は7月後半なんです。じめじめした時期が終わり、8月中盤の真夏に向けて、じわじわと夏になっていく感覚が最高です。

思えば昔から旅行やイベント事は、当日本番が近づいてくる時が一番ワクワクしていました。イベントが始まってしまうと、終わりを感じてしまい寂しいのですが、向かってる最中っていいですよね。

 

さて今回は「肩こり」をテーマに話を展開しようと思います。

私は20代初めからの結構な肩こリストなのですが、現在通院している歯医者で「足と健康の関連性」について話したことがきっかけで、足について考えるようになりました。

そこで自分の状況を振り返りながら、まとめていきたいと思います。

 

1. 私と肩こり

肩こり持ち。この表現自体が肩こりを助長させている一因とも思うのですが、私が肩こりの原因だと思う理由はいくつかあります。

特に強迫性障害が辛かった時期は、とにかく肩こりが酷く、年中頭がスッキリしない日々でした。

また私はこれまで多くの体調を崩した人と話しましたが、多くの人が不安や憂鬱などの精神症状に加え、肩こりを始めとする身体症状にも悩まされているようでした。

 

一般的な情報として精神疾患は身体症状もたくさんあることは知られていますが、それは例えば「うつ病だから~の症状が出る」というより、うつ病になるほど疲弊している時点で自律神経も乱れ、体のあちこちに症状が出て当然だと思います。

私が患った不安障害も長年の過緊張状態が続くことで、肩を含む体全体がガチガチなのは当たり前で、加えて神経が過敏になっている為、肩こりも強く感じるのでは?と思うのです。

 

さて私の肩こりの原因だと思うものをいくつか挙げてみます。

①片目が人工レンズ+左右の視力差

②長年の緊張の蓄積

③ストレス

④就寝時の食いしばり

⑤パソコンなどのOA機器の使用

 

この中で特に私が気になっているのは、①の左右の視力差+人工レンズです。

 

私は数年前に片目が若年性白内障になり、人工レンズに替える手術を行いました。

人工レンズは自分の水晶体と違ってピント調節機能がない為、片目のみ手術する場合は健康な目に合わせた視力が出るようにし、バランスをとるのがセオリーです。

ですが私は片目が0.01と言う強度近視の為、そちらに合わせると両目が0.01の状態になります。

さらに将来もう片方の目を手術することになった場合、同じく0.01にしないとバランスがとれなくなります。

その為、手術する目は若干の近視状態にするようにしました。

元々私は左右の視力差は大きい方でしたが、さらに左右の視力差が大きくなってしまい、メガネのみの矯正が難しくコンタクトを併用しています。つまり両目をバランスよく使った見方が難しくなってしまったんですね。

 

私はこの状況を恨み、手術をした医者を恨み、自分を恨みました。

「目が肩こりの原因ならどうしようもないじゃないか!! 俺一生こんな状態で生きていかなきゃいけないのか!!」と。

他の人が悩まなくてもいいことに神経を使っていることが悔しいです。自分より重いハンデを背負っている人がいるのも知っていますが、「なんで自分が」という思いは止められませんでした。

 

 

2. 自分の肩こり対策

だいぶ重い文章を書いてしまいました。(笑)

さて私も例にもれず、この肩こりをなんとかしようと今まで色々試してきました。

 

頭痛薬、頭痛外来、磁気ネックレス、ストレッチ、ヨガ、ナイトガード……

 

どれも効果は感じましたが、決定打に欠ける印象です。

もちろん筋肉をほぐすヨガやストレッチはとても効果的ですし、ナイトガードも食いしばり軽減にとても効果的だったと思います。

でもその一方、「左右の視力差、ストレスがあるから結局は治らないんだ。どこまでいってもこれが邪魔をする」と暗い気持ちでした。

そんな私に今通っている歯科医の一言。

 

「原因と結果は1対1じゃない事の方が多いよ」

 

 

3. 足裏への注意

ところでその病院の待合室に、足と全身の関係についての資料がありました。

「足というのは体を支える土台である。従って土台に不具合があれば、いくら他の部分をケアしても、体全体に不調が出てくる」という話でした。

※ちなみに私は偏平足で、足裏のアーチはほとんどありません。

 

私はこの話がとてもしっくりきたんです。

今世の中には健康に関する情報があふれています。個人の見解を含めると膨大な情報量で、自分に必要な情報を適切に判断することは難しいですよね。

 

でも私は自分にとって「しっくりくる」、「腑に落ちる」と言う感覚が、非常に大事だと思ってます。

 

「そういえば肩は気にしてケアしてきたけど、足裏ってあんまり気にしたことないなぁ」

そこでマッサージクリームを使って、足裏から腰までマッサージしてみることにしました。

そうすると痛いやら気持ちいいやら不思議な感じがしました。予想以上に張っているんです。

「確かに肩だけが凝ってるってことはないよなぁ。全身が硬くなっているのは当たり前なんじゃないか」

ここでも体をパーツ毎に分けるのではなく、1つの全体としてみることが大事だと改めて思ったんです。

1ヶ所が悪くなれば連動して別の部位も悪くなる。ということは1ヶ所がほぐれていけば、他の場所も連動してほぐれていくはずだと…

 

 

4. 患部と意識

気になる症状があるとそこばかりに意識が行きますよね。それがかえって泥沼にはまっていく一因のような気がします。良くなろうとしてあれこれやっているのに、良くならない。そうすると神経も敏感になり、ますます症状が気になっていく…

そういう時は例えば「私にとっての足裏」のように、他の部位に目を向けるのもいいかもしれません。

そうすると他にも違和感を感じる部位があると思います(笑)

人は一番気になっている部分に注目する癖がありますから、例えば治療過程で気になる場所が治ったとしても、別の場所が気になってくるかもしれません。

新しく症状が増えたわけではなく、そこも既にあったのです。今まで霞んでいただけで。

 

自分でも意識してなかったところをケアしてあげると、予想以上にスッキリするかもしれませんよ。

 

 

5. 足裏ほぐし

ここで私が気に入っている足裏ケアの方法を2つお伝えします。

まず1つ目はメタックスボールです。

 

これは「ファイテン」という健康グッズメーカーの商品です。羽生結弦選手が付けているネックレスが有名ですが、この会社は様々なグッズを販売しています。

初めはテニスボールやゴルフボールで足裏をコロコロしていたのですが、狭い部分しかほぐせないうえに、すぐにどこかに転がっていってしまうんです。(笑)

 

その点このメタックスボールは球体ではなく多面体構造の為、遠くまで転がることはありません。

それに硬さが実に絶妙で、足裏にメチャクチャフィットするんです。最近は本を読みながら足裏をほぐし、足の指を広げるようにコロコロしています。

 

そしてもう一つは足のストレッチです。足の指と手の指を絡め、曲げたり反らしたりして足を刺激します。これもやり始めた時は普段感じない刺激を感じ、とても気持ちよかったのを覚えています。

この普段受けない刺激を与えてあげるというのは、体のケアだけでなく人生においても大事なことかもしれません。

 

 

6. 最後に

この足裏ほぐしを続けて1か月程度ですが、劇的な肩こり改善とまではいってません。ですが確実な変化がありました。

足の指がパアーッと開くようになってきたんです。私にとっては凄い変化です。

足の指が開くという事はそれぞれの指で踏ん張り、体を支えることが出来るということです。

この変化がどのような結果に繋がるかはわかりませんが、体調不良の原因が患部から離れた箇所にあるケースも少なくないようですし、少なくとも悪いことに繋がることはないはずです。

 

また「肩こり→足裏」という概念は、現在強迫性障害を抱えている人にも役立つと思います。

強迫性障害はとらわれの症状ですから、この「意識をずらす」と言う視点はプラスになると思います。

 

肩こりを始め何かに悩んだり苦しんでいる方は、一度「足裏」に注意を向けてみてはいかがでしょうか?