皆さんこんにちは。もち丸です。
今回は以前書いた記事の続き、「楽な見え方・眼鏡を求めて」の第3回目です。
前回は眼鏡屋に予約を入れたというところまでを書きましたが、今回は実際に眼鏡屋で眼鏡を作成した時の感想を書いていきたいと思います。
ただ眼鏡というのは毎日使うことで評価が出来るものですから、しばらく使ってみての感想は、また後日まとめるつもりです。
それではどうぞ~。
1、初めての処方箋無し!
私は今回初めて眼科処方箋無しで眼鏡を作ります。
私はアレルギーや白内障手術の定期健診等、こまめに眼科に通います。その為私の目のデータの変遷は全て眼科にある為、私にとって一番良い眼鏡を作ってくれると思っていました。
また一口に「見えにくい」と言っても原因は様々で、その原因が病気から来ている可能性もありますから、普段眼科にあまり行かない人にとっては、眼鏡を作る前に眼科に行くのはとても大切なことだと思います。
ただ私は上述のように定期的に眼科に通院していて、病気が無いことはわかっています。そして実際に不同視や白内障手術等の影響があっても眼鏡屋に相談し、快適な眼鏡を作ることが出来たという話も何度も聞いていた為、「それなら一度眼鏡屋で直接作ってもらうか」と思ったのです。
2、いざ眼鏡屋へ!
まずファーストステップとして、眼鏡屋さんに今の自分の状態をまとめたメールを送りました。かなり熟考しコンパクトにまとめたつもりですが、かなり長くなってしまいましたね(笑)。
メールには「自分は長年神経症により、目に神経質だったこと。そしてそれに伴う様々な自律神経症状があった為、自分がどのくらいの左右差に耐えられるのか、また見え方が自分の健康にどの程度影響があったのかがわからない」ということまで書きました。
そして私の理想は眼鏡をいくつ使い分けてもいいので、コンタクト無しで生活することが出来れば最高だということを書き、いざ送信。
すると丁寧な返信メールを頂き、私のような悩みを抱えている人はたくさんいること。そして大切なことは単純な視力差だけでなく、視線等様々な要素を上手く調整することだということ。それにより眼鏡を作成出来たケースはたくさんあるという言葉を頂き、諦めていた眼鏡に希望が少し出てきました。
また眼鏡作成は転職してからの方がいいかという心配には、「まずは今快適に使える眼鏡を作ってみて、今後必要であればその時にまた眼鏡を作るのをお勧めします」とのことでした。
私は直感で「一度相談してみたい」と思い、早速一週間後に予約を入れました。
その眼鏡屋は自宅から1時間半程かかるのですが、今より楽な眼鏡を作れるなら1時間半等大した問題ではありません。そして期待と不安を持ちながら、予約日を待ちました。
3、初めての検査ばかり!
さて待ちに待った予約日です。朝一番にお店を訪れ、緊張しながらお店に入ります。
まず検査をする前に店長さんと色々な話をしましたが、予め詳細なメールを送っていた為、話はスムーズに進みました。
そして眼鏡作成の為の検査が始まりましたが、その内容に驚きました。眼科では受けたことが無い初めての検査ばかりなのです。「えっ、そんなことまで調べるんだ」というレベルの検査で、驚きの連続でした。そして1時間半ほどかけて、私の目の状態を丁寧に調べてくれました。
また一つ一つの検査について丁寧な説明も頂きました。私は気になることは全て聞いておきたい質なので、店長さんを質問攻めにしましたが、店長さんは嫌な顔をせず「時間はたっぷりあるので、何でも聞いてください」と言っていただき、店長さんが救いの神に見えました。
4、希望が見えてきた
そして一通りの検査が終了したところで検査結果を伺いました。
結論から言うと、眼鏡で調整が出来そうだとのことでした。どうやら不同視の人にとって眼鏡作りが難しい理由は、単純な左右矯正差だけではなく、「視線の調整」や「乱視の程度」、更には「目からレンズまでの距離」、「適切なフレーム選び」等、様々な要素が影響するようです。
私は確かに強めの不同視で、片目が人工レンズ等の影響はあるものの、乱視の向き等の様々な要素がそこまでマイナスに働かないこと、そして昔から左右差が大きかったことが功を奏し、ある程度の左右差にも対応しやすい目であることがわかったのです。
私は生まれて初めて自分の目に感謝しましたね(笑)。
一般的な不同視のラインと言われる、左右矯正差「2.00」の壁。その数値は個人差が大きいそうですが、調整が上手く出来れば左右差がかなり大きい人でも眼鏡を作れる可能性があるとのことでした。
現在の私がかけている眼鏡は右目が強度近視、左目が人工レンズということで、右目で近くを、左目で遠くを見るという、いわゆるモノヴィジョンを狙ったメガネです。というより不同視のラインである矯正差「2.00」以内で抑えようとすると、そうならざるを得ないとも言えますが。
ただ今回は右目をより強く矯正することで(左右矯正差は広がりますが)、左右の視力差のバランスを整え、さらに上下プリズム誤差等を細かく調整することで、以前よりも格段に楽にかけられる眼鏡になりそうとのことでした。
そして左目はピント調節機能が無い為、遠く用と、中近用の眼鏡の二つを使い分けることで、更に楽に見ることが出来るのではないかという提案を受けました。
私としては現時点でもコンタクトの上から三つの眼鏡を使い分けていたので、これが本当にうまくいけば嬉しいどころの話じゃありません。これまで何度も「もっと目に関して楽になりますように」と神社で祈ってきた程ですからね。
5、テスト用の眼鏡をかけてみて
そして数多くの検査の結果、テスト用の眼鏡が完成しました。ドキドキしながらかけてみると、しっかりと見えるのです。しかも新しい眼鏡をかけた時特有の違和感は小さく、かけ心地がかなり自然な感じです。
そして店内・店外を歩いてみても、距離感もよくわかる感じがします。眼鏡は毎日かけることで実際の使い心地がわかるものではありますが、コンタクトを使った時よりも自然な感じがするのです。
この時私は正に「信じられない!」という気持ちでした。
コンタクトを使って何とかやってきた私が、コンタクト無しでこの見え方が出来ているわけですから。
でもこれまでも眼鏡を作るたびに期待を裏切られてきましたから、大きな希望を持つと同時に、「あまり期待しすぎるのはやめておこう」とも思ってしまいました。
6、フレーム・レンズ選び
このフレーム選びの段階まで来ると、私はこの店長さんのことを信頼し始めていました。「この人の言うことなら、大丈夫だろう」って感じです。
さてレンズに関してはブルーライトカットをいれました。
ただブルーライトカットレンズは、通常のレンズと比べると透明度は若干落ちてしまいます。ただ昔使っていたカット率が高いレンズは若干視界が黄色がかっているのに対し、今回のレンズはかなり自然な色合いです。それに私はそこまで厳密に色を認識しなければならない仕事に就く予定もない為、目の保護の為にも入れることにしました。
またフレーム選びに関しても、不同視の人に適したフレームがあるそうで、これまでデザイン重視で選んできた私にとっては、目から鱗でした。
レンズは中心から遠くなるほど、視線の調整が難しくなるとのことで、今までよりも小さいフレームを選びました。その結果レンズが小さくなることで、値段の高い薄型レンズにしなくてもよくなり、価格を抑えることが出来たのは嬉しい誤算でした。
7、後は完成を待つだけ!
今回私は上述の通り、中近用、遠く用の2種類の眼鏡を作りました。
私は運転時にはかなり遠くまではっきりと見たい為、「運転の時もこれでいいのかな?」と少し不安に思いましたが、店長さんも「今回作った眼鏡はこれまでより両目でバランスよく見ることが出来ますし、いきなり3本作るのも大変ですから、まずは2本で様子見してもいいかもしれませんね」と言ってくれました。
確かにテスト装用では良さそうな感触でしたが、これまでとは違うタイプの眼鏡なので、焦らない方がいいかもしれないと思いました。
そして「これで長年の苦労が解決するかもしれない!」という期待を胸に、帰路に就きました。
自宅に着いてからPC作業の為にコンタクトを入れたのですが、もうストレスに感じて仕方ないんですよ。コンタクト無しで更に楽に見える可能性を知った後ですから。
「あー、早く眼鏡出来ないかなぁ。でも上手くいったら、ますます先に進まないといけないな」という、情けない気持ちも少し頭をよぎりました。(笑)
8、最後に
今回店長さんに色々な話を伺いましたが、自分に合う眼鏡がなかなか作れないという人は結構多いそうです。また私のように片目が若年性白内障、片目が強度近視という人も一定数いるらしく、「自分だけじゃなかったんだ」という安堵もありました。
今後しばらくかけてみての感想を記事にまとめるつもりですが、これが上手くいけば私の長年悩まされてきた悩みの一つが改善されます。
正直期待と共に不安も大きいですが、これがうまくいけば本当に私の人生が変わる。それくらいのことなんです。
元々私の神経症は目が気になるというところから始まりました。そして長年目に悩まされてきて、神経症が治った後も違う形での目の悩みを抱えることになりました。私のこれまでは長らく目に悩まされてきましたが、その一つが決着する可能性があります。
今まで苦しい思いをしてきましたが、自分の問題を解決してくれる存在は、今の自分が持っている選択肢の外にあるかもしれませんね。