強迫性障害を乗り越えた先に

強迫性障害が治る時、それは新たなスタートです。

問題を作る力

皆様こんにちは!yonesonです。

コロナしぶといですね。オリンピック、お祭り、花火、高校野球

みんなコロナのせいで中止になってしまいました。さっさと大人しくなって欲しいものです。

 

今日は「問題を作る力」というテーマです。

普通に考えれば、人生において問題は少ない方がいいですよね。

ただ最近、自分で「問題」を作ることが出来るようになれば、事態を打開出来る可能性が上がるのではないかと思い始めました。

今日は少し赤裸々に書いてみるつもりなので少しドキドキしますが、最後まで書ききってみようと思います。

 

 

1、何故苦しいのだろう

私がこれまで苦しいと感じてきたことは、これまでの記事で書いてきました。

当時は何が問題なのかわからず、解決はおろか、何がどう苦しいのかを理解することも、人に伝える事も出来ませんでした。

今でこそ長い時間が経ち(経ちすぎ)、たくさんの人と病気に関して話してきたことで、自分の症状はどういうものなのか、何故こじらせてしまったのかを、ある程度理解出来たのだと思っています。

※理解出来たからと言って、解決出来たとは限りませんが(泣)

 

そもそも何が苦しいのかを正しく認識出来ていないと、解決どころか何から手を付ければいいかもわからないんですよね。

「誰に相談すればいいのか」「病院なら何科に行けばいいのか」「そもそもどうやって伝えたらいいのか」

 

その辛さを外に出すことも出来ず、解決の糸口も全く分からないときに、苦しくて苦しくて仕方ないんだと思います。

 

 

2、マイナスからプラスは難しい

現在私は就職活動中です。我ながら時間がかかり過ぎですが…

また現在強迫性障害については、もう完全に症状はありません。

ただ色々な精神的ストレスから、自律神経症状が少しあるという感じです。ある意味この状況では少し位、体調が悪くても当然かなとも思っていますが…

 

就職活動中は、書類作成や面接等で自分の経歴を振り返る機会が非常に多いです。

前職で普通に働いていた時期は、昔を振り返ることはありませんでしたが、転職活動では、嫌でも自分の経歴と向き合わざるを得なくなります。

自分のブランク、職歴の短さ、即戦力としての自分の無力さ…

 

「あーあ、もう少し若ければな」

「俺以外の人は転職楽勝じゃん」

「今まで何をしていたんだ。悔しい」

 

こんな思考がとめどなく出てきます。

 

とはいえ、今の状況を解決しない限り、この苦しみが続くのは分かっています。

だからこそ自分を奮い立たせる為に、音楽や本等から力をもらい、凹んでは起き上がって前に進むというのを繰り返してきました。

 

でもこのやりかたは短期間ならいいのですが、長期間の戦い方としては、かなりきついです。

一時的に前向きになったとしても、ずっとそのポジティブ状態を保つことは出来ません。その為多くの本やホームページを渡り歩くことになる。そして少しずつ疲弊していく…

 

またそのような時は、外の情報に非常に惑わされやすい状態だと思います。

「あなたの体調不良、実は~なんじゃない?」「全てに感謝すればうまくいくよ」「自己肯定感を持てばいいよ」

 

特に体調が悪い時には、「上げる」系の情報に注意した方がいいと思います。

音楽でも本でも、「がむしゃらに」「とにかく行動」等の「テンションを上げていこうぜ系」のものは多いですね。

確かに思考は確実に行動と現実に影響すると思います。でももう既に疲れてヘトヘト、良くなる兆しも見えない、いわば「マイナス」の時に、一気にポジティブな方へと煽り立てるものには、注意した方が良さそうですね。

 

 

3、苦しみが「問題」という形になる時

ところで最近私がよく見る、「大愚和尚の一問一答」というyoutube番組があります。現役のお坊さんが一般人から寄せられたお悩みに対して、仏教の観点からアドバイスするという内容です。

うつ病強迫性障害に苦しむ人からの相談も結構ありますよ。

 

ただ私はこの番組を見ていて、「仏教って結構厳しいなあ」とも思います。

相談者を無条件に励ますのではなく、本人も気付いていない、または認めたくない問題を、ズバッと指摘することも多いからです。

動画によってはまるで自分のことを言われているようで、耳が痛いと感じるものもあります。ですが多くの気付きを与えてくれる動画も多いので、個人的にオススメの動画を二つご紹介しますね。

 


否定的な自分を受け入れる「いいじゃないか」の法則〈その1〉

 


「寝る」「自然に触れる」「触れてもらう」が心を癒す

 

 

さてここでようやく「問題を形にする」という本題に入ります。

それは仮に和尚様にここが問題だと指摘され、それを自覚してしまったら、もうその問題からは逃げられないんです。気付く前には戻れない。

そしてそれは人によっては本当に苦しいことです。解決する為にはその問題に取り組まないといけないのですから。

 

今現在私には様々な問題(問題と思っているもの)があります。仕事、お金、親…

とても大きな問題に感じていて、本当に自分に解決出来るのだろうかと怖いです。

他の人から見たら大きな問題ではなく、小さいことに私がしがみついているように見えるかもしれませんが。

 

 

4、問題なら「解決策」がある

でも問題を認識出来たということは、救いでもあると思うのです。

何が自分を苦しめているのか、それを問題という形として捉えることが出来れば、解決する可能性はグンと上がります。

なぜなら過去に似たような問題にぶつかり、解決してきた人はたくさんいるからです。もちろん自分の苦しみは自分だけのものですが、よほど希少な問題でない限り、解決出来た前例は多いと思います。

 

例えば自分の就職活動はどういう問題になるのでしょうか。

私はこれまで事務系業務に携わっていた為、今後も事務系業務に従事したいと思っています。ですが資格は持っていても実務未経験の業務を狙っている為、中々いい結果に結びつきません。

加えて私は目が疲れやすいので、「そもそも事務職は止めた方がいいのかな」等、心配や悩みは尽きません。

 

でもここで「悩み」を「問題」として捉えると、現状打開のポイントも見えそうな気がします。

確かに「目が悪い、なんでだ。不公平だ。なんで俺が」という考えは依然まだ拭えていません。

でももし、「確かに自分の目は事務職には向いてないかもしれない、なら自分には何が出来るだろう」と考えることが出来れば、より幅広い選択肢が見えてくる...はずです。(笑)

 

向き合うのはとても怖いですが、自分の現状を問題として捉え、それを認めることが出来れば、解決策があるかもしれないということに気付いたんです。

でもこうして言葉にすることが出来ても、いざ自分の番だと思うとめっちゃ不安ですけどね。(笑)

 

 

5、問題を解く

問題というものは遅かれ早かれ、自分で取り組まないといけない時がくるのでしょう。でも「一人きりでその問題に立ち向かわないといけない」わけではないとも思うのです。

家族、友人、上司が力を貸してくれるかもしれない。今は色々なNPOや匿名で出来る無料電話相談だってあります。

自分が素直な「目」で社会を見てみれば、多くの助けも見えるのではないでしょうか。

先にご紹介した大愚和尚さんも、間接的にでも力になってくれるかもしれません。

 

※ ※ ※ ※ ※

ちなみにこの「一問一答」は、ホームページからお悩みを投稿することが出来ます。採用される可能性は低いかもしれませんが、人によっては悩みを吐き出せる貴重な「場」になるかもしれません。

※ ※ ※ ※ ※

 

人生って問題だらけに感じますよね。自分以外の人はしっかりと人生を生きている気がして、自分を責めてしまうことも多いです。

でも私も就職活動で色々な人と出会い、社会には新卒からずっと順調にいっている人ばかりではないということに気付きました。

ついつい上手くいってる(と自分が思っている)人とばかり比較して、自分の立ち位置に落ち込むは多いですが、もうそれも終わりにしたいなぁと思っています。

 

 

6、最後に

どんなに辛くて過去を呪いたくなることがあっても、「今ここ」から積み上げていくしかないというのは、避けられない真実なんだと思います。

自分の選択・決断がこれからの人生を動かしていくと考えると、とても怖いです。

自分で何かを決めようとすると心細さが襲ってきて、何だか小さな子供になったような気がします。

でも世の中には助けを求める人、頑張っている人の力になりたいと思ってくれる人も、たくさんいるはずです。

私自身も私のブログを読んで少しでも楽になったという方がいたら、すごく嬉しいです。

そして私も今踏ん張っている人と一緒に、色々な問題を少しずつ解決していきたいと思っています。