強迫性障害を乗り越えた先に

強迫性障害が治る時、それは新たなスタートです。

悩みの中で。~私は何に怒っているのか~

皆さんこんにちは。もち丸です。

 

かなり久々の記事更新になってしまいました。最近母のがん治療が続けられなくなってしまったこともあり、かなりバタバタしていました。

近いうちに私が強迫性障害を回復するのに役立った本を紹介したいと思っているのですが、もう少し時間がかかりそうです。

最近精神的にはギリギリで、「怒り」に支配されている気がして苦しいです。

そこで今回は何に怒っているのかを吐き出すことで、感情の整理をしたいと思います。

 

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1、姉に腹が立つ

「怒り」をキーワードとした時に、今一番最初に浮かぶのは同居しているです。

 

私は現在母が肺がん+肺炎父が重度の喘息ということから、コロナ対して危機感を強く持っています。更には二人とも高齢の為重症化リスクは非常に高く、感染した場合は命にかかわる危険性があると思っています。

その為私は2020年の3月頃から外食は一度もしていませんし、友人とも2020年11月頃から一度も会っていません。

それは私自身が感染することよりも、家族にうつしてしまうことが何よりも怖いからです。

 

現在私は両親と姉の4人暮らしですが、私と両親は大体同じレベルの危機感を共有出来ていると思います。ですが姉だけが少し感覚が違うようなのです。

基本的に姉も真面目で社会のルールを大切にするタイプですが、現在も趣味のスポーツや英会話教室等に参加する等、私から見ると危機感が足りないと感じイライラします。

 

私はコロナにかからないよう、細心の注意を払っています。ですが家で一人がリスクある行動をとってしまえば、それは家族全員のリスクになります。私はそれが許せないんです。

これまで何度も話をしてきましたが、「気を付けているから」、「他の人はもっと行動している」等と、折り合いは付けられませんでした。

最近は家庭内でもあまり会話はせず、非常に居心地が悪い状態になっています。

 

 

2、父に腹が立つ

父に関して本題に入る前にお話しておきますが、私は父に心から感謝しています。これまで育ててくれた恩、今も理解者でいてくれる恩等、精神的にも経済的にももう返しきれない程のものを頂いてきました。それは絶対に揺るぎないものであります。

そのうえで言いたいことは、「親父、もう少し家事に参加してくれよ」です。

 

元々我が家は父が外で働き、母が一切の家事を行うというスタンスでした。それは良いか悪いかで判断出来ることではありませんし、同じスタンスの家族も多いと思います。

ただ母が病気になりこれまで通りに動けない以上、家庭内での役割分担は変わらざるを得ません。

父も色々な家仕事をやってくれますが、料理だけはしようとしないんですよね。その分他の仕事をしようとしていますが、他の家仕事をすればするほど、「料理」に近づこうとしない姿勢がハッキリと目立つのです。(笑)

私も苦手なりに料理をするようになりましたが、抗がん剤治療で体が辛い状態の母に、それでも料理の一切を頼るというのは、「こんな状態でも作ってもらおうとするのか」と見ていて腹が立ちます。

ただ父は今70代。この世代に「男は家事をしない」環境だった人は多いと思うので、「こんなものかなぁ」とも思うのですが...

 

 

3、母に腹が立つ

この項目についてはこんなことを書くと親不孝なんじゃないかと思ってしまうのですが、思い切って書いてみます。

それは「母さん、なんで病気になったんだ」という怒りです。

 

母は抗がん剤による治療を続けていましたが、先日積極的治療が終了となってしまいました。

まだ他の治療選択肢がないわけではありませんが、現在の母の健康状態などを踏まえ、治療を続けるリスクと恩恵を天秤にかけ、そのような結論になったのです。

これからは緩和ケアを受けることになりますが、家族である私も本当に苦しいです。

 

もちろん母も病気になりたくてなったわけではありませんし、母自身も色々な想いを抱いているはずです。でももっと早期発見が出来たんじゃないだろうかと思うのです。

 

その大きな理由として、20年近く健康診断を「億劫だから」という理由で受けていなかったことがあります。もちろん健康診断を毎年受けていたとしても、発見が遅れてしまうケースも多々あります。

それでももう少し発見が早ければ、他の治療選択肢があったかもしれませんし、遠隔転移も無かったのかもしれません。

私自身もっと母の健康に注意を払っていればという、自責も大きいです。

そして母をサポートする中で、「結局何かを面倒がると、後で大変なことになるんだよ」と言いたくなり、その言葉をしょっちゅう飲み込んでいます。それは自分にも言えることだからでもあります。

 

 

4、周りに腹が立つ

これは半分八つ当たりのようなものです。(笑)

私は自分の意思で、現在行動自粛をしています。一方私の周囲にはこれまで通り食事やバドミントンを続けている人も多く、「なんでそんなに危機感がないんだ!いくらこっちが気を付けていても、皆が行動するせいで状況が落ち着かないんだ」と怒りが湧いてきます。

 

ただコロナに対する考え方は、その人の価値観、仕事内容、家庭環境等により、違っていて当然というのも頭では分かります。「自分と同じように自粛しろ」という押しつけが入っているのも間違いない事実だとも思います。

現在そのような友人とは距離を置いており、仕方ないとはいえ少し寂しいです。

 

その一方で新たな縁や久々に繋がるようになった友人もいます。正にご縁だと感じています。

今は何が何でも皆と繋がる必要はないと考え、今ある縁を大切にしていきたいと思います。

 

 

5、自分に腹が立つ

これまで色々な怒りについて書いてきましたが、一番大きいのは「自分への怒り」かもしれません。

「母を心配させている」、「まだ母に何も親孝行出来ていない」等々、自責の念はとても大きく、ちょっとしつこいですね。

またコロナや家族の看護等を、行動しない自分を正当化する理由にしているんじゃないかと思う事もあります。

 

とは言え何もしていないわけではありません。母の病気看護や就活をする中で、この期間に少しでもスキルアップしたいとの思いから、色々な勉強をしています。先月もそれほど大きい資格ではないのですが、PC系の資格試験の合格を果たしました。

ですが私にはこれも時間稼ぎのような気がしてしまうのです。

もし仮に私の友人に「今就職活動をしながら、家族を看護している友人」がいたら、きっと「今のあなたの状況ならきつくて当然だよ。そんなに自分を責めないで」と言葉をかけると思います。

でも自分に対してはそんな優しい言葉をかけられずに、益々自分を追い込んでしまう。正にダブルスタンダードですね。

 

私は今の状態で更に自分に鞭を打つのは危険だと思っています。むしろ今は少しアクセルを緩めてでも、自分を大切にすることが必要だとも思います。

でも「何も出来ていない」と自分を責め続けるのは、なかなか止められません。誰一人として私にそのようなことを言う人はいないのにです。

そのようなことを思っていると、ふと苦しくなりました。「私は今色んなものに縛られている」と。そしてエネルギーが無いから苦しいのか、エネルギーを正しいベクトルに使えていないから苦しいのかどちらだろうという考えが浮かんできました。

 

とりあえずしばらくは、やりたいと浮かんだことの中で今出来そうなものをやってみようと思います。「~が落ち着いたら」ではなく、今出来ることを自分がやるのを良しとしようかとも思い始めています。

元々私は好奇心や何かを好むエネルギーが強い方ですから、許可をちゃんと出してあげたら色々と出てきそうではあります。

 

 

6、コロナに腹が立つ

さて次はコロナに対する怒りです。コロナには人権は無いので、遠慮することはありません。(笑) 

 

私は心の底からコロナが憎いです。

「おいコロナ、お前のせいで気軽に外出出来ずに、ストレス溜まりまくりだぞ。しかもしぶとく何度も変異なんかしやがって。本当にムカつくな。あんまり人間をなめんじゃねーぞ。そろそろ人間のしぶとさと恐ろしさを教えてやるよ」。

 

人から機会、場所、繋がり、健康を奪ったコロナ。本当にコロナが憎いです。

 

コロナさえ無ければもっと母を色々な場所に連れて行ってあげられるのに。

コロナのせいで全ての行動がいちいち面倒になっています。

何かしようとしてもコロナがいちいち邪魔をする。気分転換の運動や食事すら気軽に出来ません。

そしてコロナに対する考え方の違いから、人と人との分断も生まれています。

早く落ち着いて欲しいですね~。

 

 

7、最後に

今回は特に何かを生み出す為の記事ではなく、感情と思考のデトックスです。

でも改めて記事を見てみると、ずいぶん自分本位の考えがありそうで、少し情けないですけどね…

 

今色々と疲れている皆様。それぞれ事情があるでしょうし、なかなか自由に振舞えない環境かもしれませんが、少しだけペースを落としてみませんか?

色々な人が優しさを与えてくれても、最終的にはその頂いた優しさを自分に届けることが出来るのは自分しかいないのです。

いくら人が認めてくれ、慰めてくれても、「いやいや、自分はまだ駄目だ」と思っていては、人の言葉は自分に届かないのです。

普段あまり自分を大切に出来ていない私ですが、これからは自分を許して自分と一緒に歩いて行きたいですね。